2013年9月6日金曜日

人生を豊かに生きるために~①



「頑張らない、我慢しない人生を心掛ける」

頑張るとは語源が「頑なに(我)を張る=我張る」から来ています
良く、自分自身のことを頑張った、と表現する場面を見受けますが、その前に括弧で(自分なりに・または誰々と比べて)がつくのです。

これは決して意地悪なお話をしたい訳ではありません。
人生を豊かに生きるには、自分で自分自身の評価をしないことがとても重要なのです。
人生を真っ直ぐに生きていれば必ず道は拓けます。
それは通り過ぎてから気付くものです。
ですが、自分自身で人生における課題や困難に直面した時に自己評価をしても、全く意味がないと私は考えます。
頑張った、頑張ってるという言葉は結果、「こんなに頑張ったのに」や、「こんなに頑張ってるのに」という不満に繋がり、また「頑張ったから自分は(他人と比べて)成功した」などという自分と他者を比べての慢心に繋がります。
結果、ご自身の人生に不満をもたらすのです。

また、我慢という言葉。
仏教の唯識論では六煩悩(貪・瞋・癡・慢・疑・悪見)のひとつとして挙げられ、先ほどの頑張ると同様、「我張る」から来ていて、我に慢心するという意味です。

これは言葉遊びではありません。
実際に「我慢しろ」と言われて「我慢した」時、皆さんの心の中はどうでしょうか。
「なんでだ、辛い、自分だけ」という思いが浮かんできませんか?
聖人君子とは程遠い私は、我慢している間、不満しか浮かんで来ません。
ですので私は仏教徒ではありませんが、一切、我慢はしません(笑)

心に不満を持っていると、心身ともに病んで来ますから。

さて、私が人生を豊かに生きるために心掛けていることは、いかなる困難が立ちふさがっても「神様は乗り越えられる試練しか与えない」と信じ、何も考えずに突き進むこと。
宿命は変えられませんが、運命は変えることが出来るのです。
そうすれば道が拓け、そして振り返った時に「あの時の苦難がなかったら」と、全てに感謝できるようになります。

偉そうにくどくど書きましたが、私も過去、様々な失敗を繰り返し繰り返したのち、40歳頃になってやっと行きついた答えです。
若い皆さんに贈る、オッサンからのアドバイスとして聞いてくだされば幸いです(笑)

人生、二度なし。
我を張らず、悔いのない人生を送りたいものです。

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