2013年9月6日金曜日

危機の時代のリーダーとして活きる~③



「批判を恐れていては、企業としての本質と評判を失う」

さて、前回、前々回の更新からの課題(出来ましたら、同タイトル①②を読んでくださると有難いです^^)

○○交通の支社長が選んだ決断。

① 当番制の運転手を行かせる
② 挙手制で個人の意見を尊重する。
③ 自ら指名して命令として行かせる。

支社長が選んだのは③でした、というところで前回は終わらせていただきましたが、私はその選択に賛同します。
経営者セミナーの講師(ビジネスコンサルタントであり、○○交通、本部代表取締役)は、「私にも答えはわかりません」と仰っていました。

しかし、消去法で考えても、①と②は有りません。
仮に①を選んだ場合、部下の運転手たちは自分の運命を呪うでしょう。
「何故、こんな重大な時に、自分が」と。
シフトだから、では、誰も納得しませんし、家族もその選択に合意出来たものではありません。

では、民主制自由主義に見える②は、どうでしょう。
支社長の立場でありながら、最終選択を部下に預けるのです。
「自ら選択した自由を尊重する」
言葉とすれば綺麗ですが、現場への責任の押し付け以外、何でもないと思うのは私だけでしょうか。
あいつは自分で選択して行った → なので責任は個人にある。
どうでしょうか、私がひねくれているのか。

支社長という総責任職として、責任の所在を明確にするのは③です
自分で部下を選出したのですから、批判も部下と部下への保証責任も、支社長に集中します。
だからこそ、③でなければならない、と私は思います。

その時の経営者セミナーの講師の話ですが、支社長は悩み苦しんだそうです。
人生最大の決断を迫られた支社長の苦しみ、それは私のような凡人には解り兼ねる苦悩でしょう。
ただ、どうしても選択をしなければならなかった。
決断したからこそ、8万人の命を救うことが出来たのです。

部下の功績のすべては部下の功績、上司の判断の失敗はすべてが上司の失敗。

私はその○○交通の支社長と全く面識は有りませんが、敬意の気持ちしか浮かんできません。

時代によっては民主型リーダーシップが尊重されるでしょう。
ですが、危機の時代だからこそ、私は専制型リーダーシップの必要性を提唱します。
もちろん、リーダーである立場では、一切の間違った判断は許されない、というのが大前提ですが。

さて、重苦しい話が続きました。
明日は、人生を軽くする生き方、について書きたいと思います^^

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