2013年9月6日金曜日

人生を豊かに生きるために~⑤



「因果性の本質を知る」

因果性とは結果と原因の関係性というお話。決して難しいお話ではありません、難しいと、私自身がついて行けなくなりますから(笑)

因果性とは、
Aという結果はBという原因によってもたらされた。
または、Bの結果、Cという結果がもたらされる、という推測。
また、因果律とは「全ての出来事には原因がある」という観点から弾き出される考え方です。

これは西洋哲学・東洋哲学、宗教・学問、全てに共通するところで、時間の逆算により導き出されます。

また人間の脳は、規則性の事柄が事前になくても原因を無理に導き出そうとする傾向にあるそうです。
例えば「風邪を引いた。夕べ、薄着で寝たのが原因かもしれない」
といった感じで。ですがこういった無意識の因果律の修正は誰にでもある当たり前のことです。

ただし、(特に日本人は)宗教的「因果性」にこだわりがちです。

「私が今、不幸せなのは、私の過去に原因がある」
「彼にいつか『因果応報』の罰が下される」

結果に対しての原因を追求する因果性、因果律。
私は学者ではありませんから、そのことについて一切、物申すつもりはありません。
というより、冒頭に書いた通り、全く詳しくありませんから(笑)
ですが、人生に於いて、

「結果に対して時間を逆算して原因を追求する生き方より、現在から導き出す未来を追求する生き方」
の、方が、何倍も輝いて見えるのは私だけでしょうか。

「今の困難(結果)は過去の私の生き方(原因)のせい」ではなく
「今のこの困難は、人生にとってとても大きな結果をもたらすのではないか?」
と、考えた方が、随分と前向きな生き方が出来るのではないかと信じています。

貴方の前に、どうすることもできない(様にみえる)問題が立ち塞がったとします。
「何で私がこんな目に」と思う程の試練です。
それを過去の因果(結果)と甘んじて受けるのではなく、結果、幸せな人生を送るために必要な要因(原因)と捉えるのです。

前回の回に書きましたが、私の父親は私が生まれた日に自殺しました。そして母親はそれが原因で病気になった。
これを私自身の自分軸で捉えて因果性に当てはめてみます。
そうすると、前世に何か極悪な犯罪でもやらかした可能性しか浮かんで来ないのです(笑)
自分自身、そんな前世の記憶は全く無いので(当たり前ですが)。

私は今、幸せですよ。過去の困難が今の私をつくってくれたのは間違いないですし、今、まさに直面している新たな困難は、将来の自分自身を育ててくれると信じています。

私は皆さんに幸せな人生を歩んでいただきたい。
過去を振り返るのではなく、今を真剣に生きて、そして素晴らしい未来を手に入れる。
それは私自身の人生もそうでありたいですから。
過去の自分や因果を考えても悔やんでも、前に進むことは出来ないのです。

人として生を受けてこの世に誕生した以上、前だけ見て生きて行く
それが私が亡くなった父親、そして母親から受けた愛情に対する私の答えです。

生んでくれて、ありがとう。出逢ってくれて、ありがとう。そして喜んでくれて、ありがとう。

私が婚礼業界向上のためにコンサルタントとして仕事をしているのは、すべてここに集約されます。

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