「道を守って生きていれば孤立する。だがそれは一時のこと」
さて、前回の続きです^^
前回に出した問題をあらためて書きますね。
※ 出来れば前回の更新も読んでくださると有難いですが^^
私が、とある経営者セミナーで講師の先生に出された質問。
貴方は○○交通の支社長です。
まさにメルトダウン直前、24時間という制限の中、100人の部
本来であればこれは「命令」のところ、時の党首が民主党だったた
※ 何故、命令なのかは、有事の際に住民の避難を最優先する約束
さて、貴方は支社長としてどの様な判断を下すでしょうか、という
先ず、80名近くいた受講生(経営者またはそれに準ずる人たち)
「8万人を救うために100名の部下とバスを出す」
と、答えた人は、おそらく15名くらいだったでしょうか。
出さない理由として
「100名の命も8万人の命も、重さに変わりはない」
「経営者としての私が全ての責務を取るので、部下を危険に晒せな
「自分が行く(これは意味がわかりませんでした^^;)」
私は、「8万人の命を救うために部下とバスを出す」と答えたので
ただ、この問題は引っ掛け?ではないですが、
「有事の際、住民の避難を最優先するためにエリア独占にてのバス
という点に着目していただきたいのです。
人の命の重さは変わらない、というのであれば、「行かせない」と
中には乳飲み子を抱えて動けない母親、病院で寝たきりのご老体。
リーダーの判断で行かせない。
「お前たちを危険な目に合わせる訳には行かないんだ」
先ずは納得する。なんて出来た支社長だろう。ですが、人間は考え
そこに矛盾が出てきて100名の部下たちは、後々、後悔に苛まれ
自分たちにしかその役目を果たすことが出来ない訳です。それを放
東電の例を出して恐縮ですが、震災後、企業として忌み嫌われる様
ただ、それだけではなく新たな「差別」が始まりました。
東電社員の娘だから採用は取り消し、婚約は解消。
東電社員の息子だから学校で苛められても当然。
これはすべて事実、当たり前にあった出来事です。
話を戻しましょう。
○○交通の部下たちは、総勢、数百名います。仮に300名として
助かるはずの命を見殺しにした、その家族と国民の怒りは社長のみ
さて、支社長の出した答え。
8万人の命を助けるために、自分の部下たちから100名を選出し
この判断によって、8万人の命は救われ、100人のバスの運転手
結果、この話はそんなに有名にも美談にもなっていません。
ですが、私は支社長の苦渋の選択も心の苦しみも判る気がします。
そして「行ってこい」の号令も、冷徹な判断ではない、と染み染み
支社長にも、選択肢はあったのです。
① 当番制の運転手を行かせる
② 挙手制で個人の意見を尊重する。
③ 自ら指名して命令として行かせる。
支社長が選んだのは③でした。
これは、危機の時代のリーダーシップは過去、模範とされていた「
賛否両論はあるかも知れませんが、(私的に^^)とても面白くな
今回も、お付き合いいただいて有難う御座いました!!
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